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諸學校
lerney d'arme, army schools

→ 陸軍大學校
→ 陸軍将校生徒試驗委員
→ 陸軍幼年學校
→ 陸軍士官學校
→ 陸軍嚮導團
→ 陸軍軍醫學校
→ 陸軍經理學校
→ 陸軍獸醫學校
→ 陸軍兵器學校


☆ 陸軍諸學校 lerney d'arme, army schools
  軍人でない者を軍人に養成する學校です。兵科士官のための士官學校・幼年學校、歩兵下士のための嚮導團、各部将校相當官のための學校があります。すべて「陸軍」を冠称し、獨立した教育機關です。
  檢閲總監部にも學校が揃っていますが、これは既に軍人である下士卒の特技教育と、幹部の補習教育を行う「實施學校」です。しかし両者の機能は混交しており、「陸軍諸學校」でも既に軍人である少尉候補者や准尉進級者の教育をします。また陸軍大學校では既に軍人である上長官が將官に進級する為の補習教育及軍政勤務者教育を行います。
【陸軍大學校】akademi d'arme, army academy

  高等の戰略・軍政の職に就く軍人に補習教育を施します。

校長(陸軍次官兼任)
  幹事(少将)
    高級副官(少佐)
    専属副官(中尉)
      附(書記2(曹長)、助手2(上等兵)、從卒5)
  戰略科教官(少将)・・・将官の指揮能力及政治外交能力を養成、少将に進級する為には必須
    甲種學生(准将)
  軍政科教官(大佐)・・・軍政職に就く将校に必須
    乙種學生(少佐)
《教授部》
科主任教授(奏任)
教授(奏任待遇)
  助手(判任)  → top



【陸軍将校生徒試驗委員】komision d'ekzamin por'arme'oficir k lernant, committee of examination for army officers & students

  将校になるための試驗を實施します。

委員首座(士官學校幹事兼任)
常置委員: 士官學校、幼年學校生徒召募試驗の準備・成績調査
    委員附(書記2(曹長)、助手2(上等兵)、從卒)
臨時委員: 各試驗場での試驗實施者   → top


★★ 陸軍幼年學校 ★★
lerney knab d'arme, military school
全國に5校あります。1軍管區に1校が對應しています。

【本部】

校長兼陸軍将校生徒試驗委員(中佐)
  副官(中尉)
    本部附(特務曹長、曹長、軍曹2,從卒5、馬卒5)
  二等主計
    二等計手
      三等炊事長、炊事手4、炊夫4
      三等縫工長、縫工手4、縫工卒4
      三等靴工長、靴工手4、靴工卒4
  二等軍醫
    三等看護長、看護手4、看護卒4
  二等兵器技手
    三等銃工長、銃工手4、銃工卒4
    三等蹄鐵工長、蹄鐡工手4、蹄鐡工卒4
  配属歩兵半小隊

【訓育部】

生徒監主事兼教官(歩兵少佐) 教頭に相當
  副官(歩兵中尉)
    部附(書記2(歩兵曹長)、從卒10、馬卒2)
  生徒監兼教官8(歩兵大尉) 學級擔任に相當
    助教(歩兵曹長8、歩兵軍曹16、歩兵伍長32)
     生徒400(兵卒待遇軍属)
生徒は9〜16歳で學年定員50名、計400名、8年制1學年1訓育班(學級)に編成されます。各班は25名の2學班に分れ授業を受けます。また10名の5寝室に分かれ寄宿舎で生活します。寝室の他に自習室と食堂があります。寝室には最上級生徒が1人指導生徒として起居を共にし、下級生の面倒を見ます。内務班の初年兵係上等兵に該當します。
訓育班(小隊規模)は學級に相當し、生徒監(大尉)が擔任です。助教の下士が7名(曹長1、軍曹2、伍長4)附いています。同級生のうちから交代で學級委員の役割をする取締生徒がいて命令の受領傳達など雑務を處理します。訓育班番號を記した腕章を巻いているので、すぐ分ります。週番上等兵に該當します。
本部事務室には人事掛特務曹長、給養掛曹長、兵器掛軍曹、被服掛軍曹が勤務しています。衛兵勤務は最寄りの歩兵聯隊から分遣されてきた分隊(喇叭手鼓手笛手附)がします。
訓育班は生徒監(中隊長經驗者)の薫陶のもと軍人生活に親しみ、将校としての素養を身に附け、同期生との友情を育むところです。意外にも軍事教練の時間は少なく、普通の中學の兵式體操なみです。各箇教練は嚴正ですが、むしろ發育盛りの身體を保護する事に主眼が置かれてゐますので、兵器も輕い擬銃を持たせてあるくらいです。擧措動作が軍隊式である事を除けば、生活は一般の中學校寄宿生と餘り變りません。身の回りの小間物雑貨(帳面、筆記具、切手、葉書、封筒、歯磨道具、手拭、下着、菓子、甘味飲料など)は酒保で買ひます。月に一度は校外に出て、見學をします。ときおり遠出をして、山野に親しみ浩然の氣を養ひます。隊列を組んで出掛ける事は餘り無く、集合場所にはバラバラに行って、解散場所から勝手に歸ってくる式なので、好きなところに寄道をして樂しめます。ただし日誌(あるいは反省録)を生徒監に提出するので、あまり變なところには行けません。夏には遊泳演習に出掛け其のまゝ夏休に入ります。冬休もあります。
運動班が組織されて、各學年縦割のチームで練習に励み、試合に臨みます。選手制度はありません。教練よりも武術が奨励され、特に劍術は盛んです。陸軍式劍術は普通のそれとは違っています。一般では有効打と審判される技でも此處では認められない事があります。相手に有効な反撃の機會を十分に残すような浅い打撃は實戦では役に立たないからです。普通の試合では全くの反則と審判される、脚への打撃、胴体蹴り、柄で殴る、劍が折れた場合を想定しての組打ち、など實戰的な技が認められてゐます。また疾走しながら斬り込む、それを迎え撃つ、眞剣で砂袋を斬る練習などもします。
低學年(9〜13歳)の生徒は専ら保育に力點を置き、榮養をつけ病氣にならないように氣をつけ、過激な運動や教練はさせません。高學年(14〜16歳)になると鍛練を初めて、段々と度合を増していきます。卒業すると士官候補生として部隊に1年間入營し、そのあと士官學校での厳しい訓練が待っているので、その準備です。
生徒は1學年52名の募集ですが、戰没・殉職・傷痍・勲功顕著の孰れかに該當する軍人或は文官の子弟が優先的に入學を許可され、定員を超過しても學校職員を増員して受入れます。しかし、そうしょっちゅう戰争があるわけではないので、このような優先入學有資格者は、事變・戰争に該當する特定の年度を除いては多くありません。定員が埋らない時は一般から募集した入學試驗合格者を以て埋めます。生徒は學費免除なので、貧乏な将校と庶民の子弟が競争試驗を勝抜いて入學して来ます。試驗は算數と國語に加へ嚴重な躯體檢査があります。生徒は兵籍に編入され将校生徒と稱し、雑卒と同額の給料が支給されます。
この他に幼年學校と同様の私立勅許學校(國家元首が特に開校を許し卒業生に特典を与えた中等學校、こちらは高額の學費が必要)としてレミニア大公武術學校と帝國劔術學校があります。裕福な貴族をはじめとする上流階級の子弟が入學し、全員が士官學校に進みます。このため陸軍の内部には幼年學校と勅許學校出身者の閥ができて、互いに競争を繰り展げています。
卒業と同時に希望した部隊(歩騎砲工飛獵のいづれか)に士官候補生(二等卒)として入隊します。部隊によっては獨自の選考基準があって(地元出身者に限るなど)、入隊希望がそのまま叶えられるとは限りません。1年間の兵營生活で一等卒・上等兵・伍長・軍曹に順次進級し、部隊から士官學校に派遣されます。士官學校卒業後は原隊に戻り見習士官(曹長・特務曹長勤務曹長)として勤務、部隊の将校銓衡會議の承認を得て少尉に任官します。

《教授部》
教頭(教授)(奏任)
科主任教授(奏任)
教授(奏任待遇)
  助手(判任)
大勢いる教授は正式名を「陸軍教授」という将校相當の文官です。高等學校で教える科目が揃っており基礎學力の涵養に力を注いでいます。特に「國語」と「數學」に力點が置かれます。これは報告や命令を起案する時に明晰な表現ができるように、また作戰を計畫する時に素早く計算して客觀的な見積が出来るやうにする為です。更に「外國語」が必修で、近隣諸國語及英獨佛露語から各1言語、計2ヶ國語を選んで、自由に讀み書き・會話ができるように勉強します。これは将来、外國勤務・情報勤務・占領地勤務などを命ぜられた時に意思疎通と情報収集能力を發揮しなければならないからです。この他に「圖畫」「書道」「唱歌」の時間がたっぷりあります。生徒は明確な字を書き、簡單な素描や地形圖が上手です。また軍歌の他に、主要外國の國歌と行進曲が判別でき、訓育班や運動班の應援歌と稱して簡單な作詞作曲を試みる事もあります。

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★★ 陸軍士官學校 ★★
lerney'oficir d'arme, military academy

【本部】

校長(少将)
  高級副官(少佐)
  専属副官(中尉)
幹事兼陸軍将校生徒試驗委員首座(大佐)
  本部附(特務曹長、書記2(歩兵曹長)、從卒10、馬卒10)
  一等主計
    二等計手、三等計手2
      二等炊事長、三等炊事長3、炊事手8、炊事卒8
      二等縫工長、縫工手3、縫工卒14
      三等靴工長、靴工手3、靴工卒14
  一等軍醫
    三等看護長、看護手3、看護卒14
  兵器掛(一等兵器技手)
    三等銃工長、銃工手3、銃工卒14
  一等獸醫、馬卒
    三等蹄鐡工長、蹄鐡工手3、蹄鐡工卒14
  配属歩兵小隊

【訓育部】
部長兼教官(中佐)
  部附(書記6(曹長)、從卒37、馬卒13)
  教官(少佐2、中尉2)
  馬術教官(獵騎兵大尉)
    馬術助教(獵騎兵軍曹)

《生徒隊》
中隊長(學年主任に該当)兼教官2(少佐)
  區隊長兼教官14(大尉)・・・學級擔任に該當
    助教(曹長2、軍曹18)
      生徒(士官候補生)700(1學年350)
      (この他に各部隊に入校前の士官候補生として350あり)
生徒は18〜19歳で學年定員350名、計700名、2年制1學年7區隊(學級)に編成され、生活は幼年學校と同じです。生徒監の代りに中隊長がいます。(この他に各部隊にある17歳の士官候補生359名がいます。)
生徒は陸軍幼年學校と勅許私立幼年學校たるレミニア大公武術學校、帝國劔術學校から無試驗で進學してきます。生徒は兵籍に編入され、希望する部隊に志願入隊して伍長勤務上等兵の士官候補生(kadet,cadet)となり1年後に軍曹に進級して、原隊から士官學校に分遣される形をとります。兵科兵種と部隊は實際は幼年學校の卒業直前に擔任の訓育班長と相談して決めるのですが、各隊とも定員が決っているので必ずしも希望通りとはいきません。輜重兵と憲兵は他兵科からの轉科により補充するので、希望對象とはなりません。
入校前に希望する部隊で1年間の兵營生活を體驗し、下士卒の教練をみっちり習得しているので、士官學校では専ら指揮官となるべき訓練と大隊運用ができる程度の軍事學を習得します。入校1年半後に「見習士官(oficir aprentic,cadet)」(先任曹長)として原隊に戻り士官勤務を體驗し、部隊全将校による将校詮考會議で将校適任と認められると、卒業と同時に少尉に任官し、部隊に配属されます。原隊には戻らず、陸軍省軍務局人事課が本人の希望を考慮して決定します。
ここは専門學校の一種なので、學科は専ら軍事學一邊倒です。

《學生隊》
中隊長兼教官4(大尉)
  區隊長兼教官16(中尉)
    助教(曹長4、軍曹24)
      學生(少尉候補者)270
      學生(准尉・樂長進級者)500
學生は特務曹長・曹長から選抜された少尉候補者で學年定員270名、1學年6區隊(學級)に編成されます。
この他に特務曹長から准尉に進級した者も學生として将校教育を受けます。學年定員500名、1學年10區隊に編成されています。
この中には輜重兵・憲兵・軍樂部の少尉候補者・准尉進級者・樂長進級者が加わっています。
學生は全國の部隊から分遣されてきます。少尉候補者は25歳以上30歳前後の古参者が多く、准尉進級者は40歳前の老兵です。将校・上級准士官 としてふさわしい知識と教養を身につけるべく、1年間勉學に励みます。少尉候補者は最後の2ヶ月間を見習士官で原隊に勤務します。

《教授部》
教頭(教授)(勅任待遇)
科主任教授(奏任)
教授(奏任待遇)
  助手(判任)  → top


★★ 陸軍嚮導團 ★★
model korpus d'arme, army model corps

【本部】

團長(少将)
  高級副官(歩兵少佐)
  専属副官(歩兵中尉)
    本部附(書記2(歩兵曹長)、從卒6、馬卒6)
  一等主計
    二等計手、三等計手2
    二等炊事長、三等炊事長2、炊事手7、炊事卒7
    一等縫工長、二等縫工長、三等縫工長2、縫工手6、縫工卒22
    二等靴工長、三等靴工長2、靴工手6、靴工卒22
  一等軍醫
    二等看護長、三等看護長2、看護手6、看護卒22
  兵器掛(一等兵器技手)
    二等銃工長、三等銃工長2、銃工手6、銃工卒22
  配属歩兵小隊

【教育隊】
教育隊長(歩兵大佐)
  副官(歩兵大尉)
  書記2(歩兵曹長)、從卒2、馬卒2
《教育大隊》
大隊長(歩兵少佐)
  副官(歩兵中尉)
  書記2(歩兵曹長)、從卒2、馬卒2
中隊長6(歩兵大尉)   中隊附(歩兵中尉6、歩兵少尉18、從卒36、馬卒6)
  人事掛(歩兵特務曹長6)
  給養掛(歩兵曹長6)
    被服掛(歩兵軍曹6)
    陣營具掛(歩兵伍長6)
  兵器掛(歩兵軍曹6)
  内務班長22(歩兵軍曹)
    班附44(歩兵伍長)
  生徒1,500(下士候補生)
歩兵科下士を補充する教育機關です。生徒は16歳以上〜22歳くらいまでが多く、學年定員1,500名、1年制1學年6中隊22班に編成され、生活は幼年學校と同じです。生徒監のかわりに中隊長がいます。他の兵科各部は、實施學校で下士養成をします。歩兵は數が多いので、特別にこのような獨立した下士學校を持っています。
生徒は民間から競争試驗(小學校高等科卒業程度で學歴不問、16歳以上19歳まで)を受けて入團した者と、歩兵部隊で2年間の兵役満期後に下士志願した兵卒の2種類あります。前者は入團後に希望する部隊に志願入隊し、下士候補生として1年間の兵營生活を體驗します。その間に二等卒から上等兵に進級し、原隊から嚮導團に分遣の形で入團してきます。
後者は歩兵部隊から下士候補生として嚮導團に分遣されてきます。階級は一等卒から上等兵まで、まちまちです。世の中の景氣が良いと志願者は減り、不景氣になると増加しますので、必ずしも最優秀者が志願してくるわけではありません。
両者とも机を並べて勉強します。教科は國語と數学に重点が置かれ、外國語の初歩も習います。下士・准士官として報告・命令の起草、典範令の理解に十分な作文・讀解能力が要求され、また給養・經理實務には計算能力が必要です。
教練は分隊長・小隊長の動作に重點を置きます。卒業時に成績優秀者は團長の推薦により士官候補生となり、士官學校に進學します。また惜しくも選に洩れた優秀者は「少尉候補生適任證書」をもらい、曹長進級時に無試驗で少尉候補者となります。

《教授部》
教頭(教授)(奏任)
科主任教授(奏任)
教授(奏任待遇)
  助手(判任)   → top


★★ 陸軍軍醫學校 ★★
lerney kirurg d'arme, army surgeon school

【本部】centr, master's office

校長(軍醫監)
  高級副官(三等軍醫正)
  専属副官(二等軍醫)
幹事(一等軍醫正)
  本部附(一等軍醫、書記2(一等看護長)、看護卒8、磨工卒、蹄鐵工卒、從卒、馬卒9)
 一等藥劑官
    三等磨工長
    二等炊事長、三等炊事長、炊事手2、炊事卒2
    二等縫工長、三等縫工長、縫工手、縫工卒4
    三等靴工長、靴工手、靴工卒4
  一等軍醫
    三等看護長、看護手、看護卒4
  兵器掛(一等兵器技手)
    三等銃工長、銃工手、銃工卒4
  一等獸醫
    三等蹄鐡工長、蹄鐡工手2、蹄鐡工卒5

【教育部】department'eduk, education department
部長兼教官(二等軍醫正)
部附(二等軍醫、從卒、看護卒9、磨工卒2、馬卒12)
  書記2(一等看護長)
馬術教官(獵騎兵大尉)
  馬術助教(獵騎兵軍曹)

軍醫教官(三等軍醫正、一等軍醫4)
  助教(一等看護長、二等看護長6)
    軍醫候補生250
藥劑教官(三等藥劑正、一等藥劑官)
  助教(一等磨工長、二等磨工長)
    藥劑官候補生20
甲種學生(軍醫正、藥劑正)
乙種學生(軍醫、藥劑官)
丙種學生(看護監督候補者、准藥劑官候補生)

軍醫候補生は醫師開業免許所持者で、醫學専門學校ないし醫科大學醫學科の卒業生です。學年定員250名、1學年4區隊に編成されています。醫師は志願して軍醫豫備員となりますが、醫學生のほぼ全員が醫師免許取得と同時に軍醫候補生として希望する歩兵聯隊に志願入營し、看護卒、看護手、三等〜二等看護長として1ヶ月間兵營生活を體驗します。さらに「見習軍醫」(一等看護長)として軍醫學校・衛戍病院で1ヶ月間勤務の後、豫備役「軍醫補」(准士官相当)に任官します。志願すれば現役に編入され、醫學得業士は「三等軍醫」に、醫學士は「二等軍醫」に、醫學博士は「一等軍醫」に、醫學大博士は「三等軍醫正」に任官します。陸軍より學費・生活費を支給されて醫師開業免許を得た依託生徒(醫學専門學校)・依託學生(醫科大學醫學科)は、3年間を義務服役しなければなりません。そのうち最低1年間は部隊勤務です。軍醫候補生のうち現役志願者・委託生徒學生は、35名程度です。
甲種學生は軍醫正の集合補習教育、乙種學生は軍醫の集合補習教育、丙種學生は上等看護長から看護監督に進級する者の補習教育のため軍醫學校に集められた者です。

藥劑官候補生は藥劑師開業免許所持者で、藥學専門學校ないし醫科大學藥學科の卒業生です。學年定員20名、1學年1區隊に編成されています。徴兵された藥劑師は、入營と同時に藥劑官候補生となり、磨工卒、磨工手、三等〜二等磨工長として1ヶ月間兵營生活を體驗したのち「見習藥劑官」(一等磨工長)として軍醫學校・衛戍病院で1ヶ月間勤務の後、豫備役「藥劑官補」(准士官相当)に任官します。志願すれば現役に編入され、藥學得業士は「三等軍藥劑官」に、藥學士は「二等藥劑官」に、藥學博士は「一等藥劑官」に、藥學大博士は「三等藥劑正」に任官します。陸軍より學費・生活費を支給されて藥劑師開業免許を得た依託生徒(藥學専門學校)・依託學生(醫科大學藥學科)は、3年間を義務服役しなければなりません。藥劑官候補生のうち現役志願者・委託生徒學生は、6名程度です。そのうち最低1年間は部隊勤務です。
甲種學生は藥劑正の集合補習教育、乙種學生は藥劑官の集合補習教育、丙種學生は上等磨工長から准藥劑官に進級する者の補習教育のため軍醫學校に集められた者です。

《看護長候補生隊》kompani rekruit por chef flegadist, hospital sergeant recruit company
隊長兼教官(嚮導衛生隊軍醫兼務)
  附(嚮導衛生隊軍醫看護監督上等看護長兼務)
候補生は看護手から志願した三等看護長(伍長相當)候補者です。

《磨工長候補生隊》kompani rekruit por subfarmacist, pharmaceutic sergeant recruit company
隊長兼教官(嚮導衛生隊看護官兼務)
  附(嚮導衛生隊藥劑官准藥劑官上等磨工長兼務
候補生は磨工手から志願した三等磨工長(伍長相當)候補者です。

【研究部】department esplorad, research department
部長(二等軍醫正)
  部附(二等軍醫、書記2(一等看護長)、看護卒40、磨工卒4、馬卒44)
外科(軍醫6)
内科(軍醫8)
諸科(軍醫8、嘱託齒科醫)
基礎科(軍醫16)
藥劑科(藥劑官4)
  助手(看護長、看護手)
    (磨工長、磨工手)
    (嘱託齒科技工)

【看護術練習所】ekzercey por flegad, training camp for nursing
幹事(三等軍醫正)
附(看護監督、書記(一等磨工長)、看護卒4、馬卒4)
教官(一等軍醫、看護監督)
  助教(一等看護長2)

  《看護教育》
★看護手候補者(兵科看護卒)看護術修業(衛戍病院集合教育)→★看護長候補者(看護手・軍醫部員)看護術教程(看護術練習所集合教育)→★三等看護長(軍醫部員)

【磨工術練習所】ekzercey por farmaci, training camp for pharmacy
幹事(三等藥劑正)
  書記(一等磨工長)
教官(一等藥劑官、准藥劑官)
助教(一等磨工長2)

  《磨工教育》
★磨工手候補者(兵科磨工卒)磨工術修業(衛戍病院集合教育)→★磨工長候補者(磨工手・藥劑部員)磨工術教程(磨工術練習所集合教育)→★三等磨工長(藥劑部員)

【嚮導衛生隊】model ambulancar,model ambulance unit
  戰時にしか編成されない部隊ですが、平時にモデル部隊をひとつ編成しておいて、専門家を養成するようにしています。   → top


★★ 陸軍經理學校  ★★
lerney'intendant d'arme, army paymasters school

【本部】centr, master's office

校長(主計監)
  高級副官(三等主計正)
  専属副官(二等主計)
幹事(一等主計正)
  本部附(一等主計、書記2(一等計手)、從卒9、馬卒9)
  一等主計
    三等計手
    二等炊事長、三等炊事長、炊事手5、炊事卒5
    二等縫工長、三等縫工長、縫工手、縫工卒4
    三等靴工長、靴工手、靴工卒4
  一等軍醫
    三等看護長、看護手、看護卒4
  兵器掛(一等兵器技手)
    三等銃工長、銃工手、銃工卒4
  一等獸醫
    三等蹄鐡工長、蹄鐡工手5、蹄鐡工卒21

【教育部】departmnet'eduk ,education department
部長兼教官(二等主計正)
  部附(二等主計、書記2(一等計手)、從卒18、馬卒18)
馬術教官(獵騎兵大尉)
  馬術助教(獵騎兵軍曹)

主計教官(二等主計正、三等主計正2、一等主計4)
  助教(一等計手2、二等計手12)
    主計候補生400(1學年200)
甲種學生(主計正)
乙種學生(主計)
丙種學生(准主計候補者)
丁種學生(教育召集の主計候補生)
戊種學生65(他兵科部の将校准士官同相當官より轉部する者)
主計候補生は定員200名、2年制1學年4區隊に編成されています。入校と同時に希望する歩兵聯隊に入營し、一等卒、計手補、三等〜二等計手として1ヶ月間兵營生活を體驗します。入校1年後にさらに「見習主計」(一等計手)として原隊に半年間分遣され、士官勤務を體驗したのち「三等主計」に任官します。
陸軍より學費・生活費を支給されて得業士號を取得した依託生徒(高等商業學校)・依託學生(商科大學)は3年間を義務服役しなければなりません。主計候補生と同じ教育を受け、得業士は「三等主計」に、學士は「二等主計」に任官します。主計候補生のうち現役志願者・委託生徒學生は、38名程度です。そのうち最低1年間は部隊勤務です。
甲種學生は主計正の集合補習教育、乙種學生は主計の集合補習教育、丙種學生は上等計手・上等縫工長・上等靴工長・上等炊事長から准主計に進級する者の補習教育のため經理學校に集められた者です。丁種學生は、動員計畫の豫備主計所要數を満たすために未教育第二補充兵役(入隊經驗が無い者)を召集して教育し豫備役「主計補」とするものです。戊種學生は他兵科・他部から經理部に轉部する将校・同相當官のための課程で、毎年志願者が65名程度あり、1年間の教育で該當する階級の主計に任官します。例えば「歩兵中尉」は「二等主計」です。中尉少尉相當官どまりで、さらに進級すべき大尉相當官への道が閉ざされている各部准士官(軍醫部看護監督・准藥劑官、獸醫部准獸醫、兵器部上等工長)と、傷病のため勤務に堪えない兵科将校が志願してきます。

《計手候補生隊》kompani rekruit por subindendant, paymaster sergeant recruit company
隊長兼教官(一等主計)

  區隊長兼教官2(准主計)
    助教(一等計手、二等計手4)
      計手候補者85
候補生は計手補から志願した三等計手(伍長相當)候補者です。

《縫工長靴工長候補生隊》kompani rekruit por chef kudrist k chef shufarist, master tailor & master shoemaker recruit company
隊長兼教官(一等主計)
  區隊長兼教官2(准主計)
    助教(一等縫工長、一等靴工長)
      縫工長候補者25
      靴工長候補者25
候補生は縫工手・靴工手から志願した三等縫工長・三等靴工長(伍長相當)候補者です。

《炊事長候補生隊》kompani rekruit por chef kuirist, master cook recruit company
隊長兼教官(一等主計)
  區隊長兼教官(准主計)
    助教(一等炊事長、一等製麺麭長、一等屠獸長)
      炊事長候補者45
      製麺麭長候補者
      屠獸長候補者
候補生は炊事手から志願した三等炊事長(伍長相當)候補者です。

【研究部】department esplorad, research department
部長(二等主計正)
  部附(二等主計、書記2(一等計手)、從卒28、馬卒28)
  會計科(主計3):金銭會計・物品會計・監査
  補給科(主計6):補給・集積・輸送・徴発・徴用・軍需生産
  給養科(主計12):被服・食事・建築・陣營具・沐浴・洗濯・散髪・郵便・時計眼鏡修繕・馬糧・薪炭・野戰給水
  酒保科(主計5):酒保・室内競技・野外競技・劇場・娼館
    助手(計手、計手補)
      (縫工長、靴工長、炊事長、縫工手、靴工手、炊事手)

【經理術練習所】ekzercey por'intendantad, training camp for book keeping
幹事(三等主計正)
  附(二等主計、書記2(一等計手)、從卒3、馬卒3)
教官(一等主計)
  助教(計手6)

  《經理教育》
★計手候補者(兵科上等兵)經理術教程(經理術練習所集合教育)→★三等計手(經理部員)

【衣糧術練習所】ekzercey por kudrad k kuirad, training camp for tailoring & cooking
幹事(三等主計正)
  附(二等主計、書記2(一等計手)、從卒6、馬卒6)
教官(一等主計、嚮導製麺麭廠及嚮導屠獸廠将校准士官相當官兼務)
  助教(一等縫工長、一等靴工長、一等炊事長、嚮導製麺麭廠下士兼務、嚮導屠獸廠下士兼務)

  《縫工教育》
★縫工手候補者(兵科縫工卒)縫工術修業(原隊教育)→★縫工長候補者(縫工手・經理部員)縫工長教程(衣糧術練習所集合教育)→★三等縫工長(經理部員)
  《靴工教育》
★靴工手候補者(兵科靴工卒)靴工術修業(原隊教育)→★靴工長候補者(靴工手・經理部員)靴工術教程(衣糧術練習所集合教育)→★三等靴工長(經理部員)
  《炊事教育》
★炊事手候補者(兵科炊事卒)炊事術修業(原隊教育)→★炊事長候補者(炊事手・經理部員)炊事術教程(衣糧術練習所集合教育)→★三等炊事長(經理部員)
  《製麺麭教育》
★製麺手候補者(兵科製麺麭卒)製麺麭術修業(嚮導製麺麭廠集合教育)→★製麺麭長候補者(製麺麭手・經理部員)製麺麭術教程(衣糧術練習所集合教育)→★三等製麺麭長(經理部員)
  《屠獸教育》
★屠獸手候補者(兵科屠獸卒)屠獸術修業(嚮導屠獸廠教育)→★屠獸長候補者(屠獸手・經理部員)屠獸術教程(衣糧術練習所集合教育)→★三等製屠獸長(經理部員)

【嚮導製麺麭廠】model panfaradey, model bakery
【嚮導屠獸廠】model buchey, model buchery
【嚮導給養部】
  戰時にしか編成されない部隊ですが、平時にモデル部隊をひとつ編成しておいて、専門家を養成するようにしています。   → top


★★ 陸軍獸醫學校 ★★
lerney veterinarist d'arme, army veterinarian school

【本部】centr, master's office

校長(獸醫監)
  高級副官(三等獸醫正)
  専属副官(二等獸醫)
幹事(一等獸醫正)
  本部附(一等獸醫、書記2(一等蹄鐵工長)、從卒9、馬卒9)
  一等主計
    三等主計
    二等炊事長、三等炊事長、炊事手3、炊事卒3
    二等縫工長、三等縫工長、縫工手2、縫工卒8
    三等靴工長、靴工手2、靴工卒8
  一等軍醫
    三等看護長、看護手2、看護卒8
  兵器掛(一等兵器技手)
    三等銃工長、銃工手2、銃工卒8
  一等獸醫
    三等蹄鐡工長、蹄鐡工手2、蹄鐡工卒8

【教育部】departmnet'eduk ,education department
部長兼教官(二等獸醫正)
  部附(二等獸醫、書記2(一等蹄鐵工長)、從卒15、馬卒15)
馬術教官(獵騎兵大尉)
    馬術助教(獵騎兵軍曹)

獸醫教官(三等獸醫正、一等獸醫4)
    助教(一等蹄鐵工長、二等蹄鐵工長6)
      獸醫候補生50
甲種學生(獸醫正)
乙種學生(獸醫)
丙種學生(准獸醫候補者)
丁種學生(教育召集の獸醫候補生)190
戊種學生(他兵科部将校同相當官より轉部する者)

獸醫候補生は獸醫師開業免許所持者で、獸醫専門學校・高等農林學校畜産科獸醫部・農科大學獸醫學科の卒業生です。學年定員50名、1年制1學年1區隊に編成されています。獸醫師開業免許所持者が未教育兵として(現役・補充兵役・國民兵役)二等卒で入營すると、ただちに獸醫候補生となります。蹄鐵工卒、蹄鐵工手、三等〜二等蹄鐵工長として1ヶ月間兵營で生活し、部隊から獸醫學校に分遣されます。1ヶ月間を「見習獸醫」(一等蹄鐵工長)として學校・部隊・病馬廠で勤務した後、豫備役「獸醫補」(准士官相當)に任官します。志願すれば現役に編入され、獸醫學得業士は「三等獸醫」に、獸醫學士は「二等獸醫」に、獸醫學博士は「一等獸醫」に、獸醫學大博士は「三等獸醫正」に任官します。陸軍より學費・生活費を支給されて獸醫師開業免許を得た依託生徒(獸醫専門學校・高等農林學校畜産科獸醫部)・依託學生(農科大學獸醫學科)は、3年間を義務服役しなければなりません。獸醫候補生のうち現役志願者・委託生徒學生は、19名程度です。そのうち最低1年間は部隊勤務です。
甲種學生は獸醫正の集合補習教育、乙種學生は獸醫の集合補習教育、丙種學生は上等蹄鐵工長から准獸醫に進級する者の補習教育のため獸醫學校に集められた者です。丁種學生は、動員計畫の豫備獸醫所要数を満たすために未教育第二補充兵役(入隊經驗が無い者)の獸醫師開業免許所持者を召集して教育し豫備役「獸醫補」とするものです。毎年190名程度あります。戊種學生は、他兵科・他部の将校同相當官が獸醫師開業免許を取得して獸醫部に轉部を志願するものです。1年間の教育で該當する階級の獸醫に任官します。例えば「歩兵中尉」は「二等獸醫」です。

《工長候補生隊》kompani de maystr'aspirantoy, master aspirants company
隊長兼教官(一等獸醫)
  附(二等獸醫、上等蹄鐵工長、一等蹄鐵工長、二等蹄鐵工長4、三等蹄鐵工長8)
      工長候補生124(1學年30)
小學校高等科卒業生より競争試驗にて公募します。候補生は13〜16歳で、4年制1學年30名です。蹄鐵工長は蹄鐵術のみならず、軍用犬・傳鳩の訓練・飼養・治療に携り、獸醫の業務もこなすので、組織的な教育が必要となり、前途有望な少年に實業學校と同程度の課程で獸醫術教育を施します。課程終了と同時に三等蹄鐵工長(伍長相當)として部隊配属となりますが、3年間の義務服役を終了すると、獸醫師開業免許を得るために獸醫専門學校や高等農林學校に進學する者が大半です。この候補生出身者は、獸醫學を専攻する場合に限り、學費・生活費を陸軍から貸してもらって依託生徒となることができます。獸醫師となった暁には再び、陸軍獸醫候補生として3年間の軍隊生活をしなければなりません。

《蹄鐵工長候補者隊》kompani rekruit por chef hufferist , master farrier recruit company
隊長兼教官(一等獸醫)
  附(嚮導病馬廠獸醫及蹄鐵工長兼務、嚮導軍犬隊下士兼務、嚮導傳鳩隊下士兼務)
      蹄鐵工長候補生30
      軍犬長候補者
      傳鳩長候補者
蹄鐵工手から志願した三等蹄鐵工長(伍長相當)候補者です。上記の工長候補生と違い、兵卒から叩上げです。

【研究部】department esplorad, research department
部長(二等獸醫正)
  部附(二等獸醫、書記2(一等蹄鐵工長)、從卒24、馬卒24)
  獸醫科(獸醫4):獸醫外科・獸醫内科・獸醫防疫・基礎獸醫
  畜産科(獸醫2):屠獸・加工
  軍犬科(獸醫5):戰闘(歩哨・斥候・傳令・突撃・爆雷突撃・追跡・地雷探知)・救護(遺棄者探知・救護・擔架)・電路敷設・牽引・屠獸監視
  傳鳩科(獸醫2):傳書・夜間・往復・空中撮影
  飼養・補充科(獸醫9):馬匹・軍用犬・傳鳩・驢馬・騾馬・牛・象・駱駝・駝鳥
    助手(蹄鐵工長、蹄鐵工手)

【蹄鐵工術練習所】ekzercey por hufferad, training camp for farriery
幹事(三等獸醫正)
  附(二等獸醫、書記2(一等蹄鐵工長)、從卒4、馬卒4)
教官(一等獸醫、准獸醫)
  助教(蹄鐵工長2)

  《蹄鐡教育1》
★蹄鐡手候補者(兵科蹄鐵卒)蹄鐡術修業(原隊教育)→★蹄鐡長候補者(蹄鐵手・獸醫部員)蹄鐡術教程(蹄鐡術練習所集合教育)→★三等蹄鐡工長(獸醫部員)
  《蹄鐡教育2》
★陸軍生徒(獸醫學校工長候補生)蹄鐡術教程(蹄鐵術練習所集合教育)→★三等蹄鐡工長(獸醫部員)

【軍犬術練習所】ekzercey por'hund'uz, training camp for dog trainning
幹事(三等獸醫正)
  附(二等獸醫、書記2(一等蹄鐵工長)、從卒6、馬卒6)
教官(一等獸醫、准獸醫3)
  助教(一等蹄鐵工長)

  《軍犬教育》
★軍犬手候補者(兵科軍犬卒)軍犬術修業(原隊教育)→★軍犬長候補者(軍犬手・獸醫部員)軍犬術教程(軍犬術練習所集合教育)→★三等軍犬長(獸醫部員)

【傳鳩術練習所】ekzercey por kolomb'uz, training camp for pigeoning
幹事(三等獸醫正)
  附(二等獸醫、書記2(一等蹄鐵工長)、從卒6、馬卒6)
教官(一等獸醫、准獸醫3)
  助教(一等蹄鐵工長)

  《傳鳩教育》
★傳鳩手候補者(兵科傳鳩卒)傳鳩術修業(原隊教育)→★傳鳩長候補者(傳鳩手・獸醫部員)→★三等傳鳩長(獸醫部員)

【嚮導病馬廠】model kolektey de cheval malsan,model horses hospital
【嚮導軍犬隊】model hund uz unit,model dog tainning unit
【嚮導傳鳩隊】model kolomb uz unit,model pigeoning unit
  戰時にしか編成されない部隊ですが、平時にモデル部隊をひとつ編成しておいて、専門家を養成するようにしています。   → top


★★ 陸軍兵器學校 ★★
lerney'ordnanc d'arme, army ordnance school

【本部】centr, master's office

校長(兵器技師長)
  高級副官(三等兵器技師)
  専属副官(二等兵器技手)
幹事(一等兵器技師)
  本部附(一等兵器技手、書記2(一等工長)、從卒9、馬卒9)
  一等主計
    三等主計
    二等炊事長、三等炊事長、炊事手2、炊事卒2
    二等縫工長、三等縫工長、縫工手、縫工卒4
    三等靴工長、靴工手、靴工卒4
  一等軍醫
    三等看護長、看護手、看護卒4
  兵器掛(一等兵器技手)
    三等銃工長、銃工手、銃工卒4
  一等獸醫
    三等蹄鐡工長、蹄鐡工手、蹄鐡工卒4

【教育部】department'eduk, education department
部長兼教官(二等兵器技師)
  部附(二等兵器技手、書記2(一等工長)、從卒11、馬卒11)
馬術教官(獵騎兵大尉)
  馬術助教(獵騎兵軍曹)

兵器教官(三等兵器技師6,一等兵器技手18)
  助教(一等工長6、二等工長24)
    兵器士官候補生70
甲種學生(佐官)
乙種學生(尉官)
丙種學生(特別任官者および准尉)
丁種學生(教育召集の兵器士官候補生)120
戊種學生(他兵科部将校同相當官より轉部する者)
學年定員70名、1年制1學年2區隊に編成されています。高等工業學校・工科大學卒業生など理工系の高等教育を受けた者が未教育兵として(現役・補充兵役・國民兵役)二等卒で部隊に入營すると、ただちに志願にあらざる兵器部士官候補生とします。工卒、工手、三等〜二等工長(銃・鍛・火・鞍・木・機・電のいづれか)として1ヶ月間兵營で生活し、部隊から兵器學校に分遣されます。1ヶ月間を「見習兵器技手」(一等工長)として學校・兵器廠で勤務した後、豫備役「兵器技手補」(准士官相當)に任官します。志願すれば現役に編入され、工學・理學得業士は「三等兵器技手」に、工學・理學士は兵科「二等兵器技手」に、工學・理學博士は兵科「一等兵器技手」に、工學・理學大博士は兵科「三等兵器技師」に任官します。陸軍より學費・生活費を支給されて學位を得た依託生徒・學生は、3年間を義務服役しなければなりません。兵器部技手候補生のうち現役志願者・委託生徒學生は、18名程度です。そのうち最低1年間は部隊勤務です。
甲種學生は兵器技師の集合補習教育、乙種學生は兵器技手の集合補習教育のために兵器學校に集められたものです。丙種學生は、特別任官者と特別進級の兵器技手が兵器部勤務について教育を受けるものです。丁種學生は、動員計畫の豫備兵器技手所要數を満たすために未教育第二補充兵役(入隊経験が無い者)の學位所持者を召集して教育し豫備役「兵器技手補」とするものです。毎年120名程度あります。戊種學生は、兵科・各部の将校同相當官が學位を取得して兵器勤務に志願する時の補習教育をするものです。

《工長候補生隊》kompani de maystr'aspirantoy, master aspirants company
隊長兼教官(嚮導兵器隊技師兼務)

  附(嚮導兵器隊技手工手兼務)
      工長候補生100(1學年25)
小學校高等科卒業生より競争試驗にて公募します。候補生は13〜16歳で、4年制1學年25名です。兵器の精密化が進み、兵器工長には専門的な教育が益々不可缺となっています。前途有望な少年に實業學校と同程度の課程で理論と實務が一體となった兵器工術教育を施します。課程終了と同時に三等工長(伍長相當)として部隊配属となります。3年間の義務服役を繰返し更新して長く勤め上げ、上等工長まで累進する者がほとんどで、除隊後は専門技術をかわれ兵器工場の職長として再就職し優遇されます。また優秀者は工學得業士號を得るために高等工業學校に進學し學費・生活費を陸軍から貸してもらって依託生徒となることができます。得業士となった暁には再び、陸軍兵器技手として3年間の在隊義務を負います。
《工長候補者隊》
隊長兼教官(嚮導兵器隊技師兼務)
  附(嚮導兵器隊技手工手兼務)
工手から志願した三等工長(伍長相當)候補者です。上記の公募工長候補生と違い、兵卒から叩上げです。

【研究部】department'esplorad, research department
部長(二等兵器技師)
  部附(二等兵器技手、書記2(一等工長)、從卒16、馬卒16)
  第1科(三等兵器技師):白兵・小火器
  第2科(三等兵器技師3):火砲
  第3科(三等兵器技師):火藥
  第4科(三等兵器技師):觀測器
  第5科(三等兵器技師):信號器
  第6科(三等兵器技師3):車輛
  第7科(三等兵器技師):装甲車輛
  第8科(三等兵器技師3):建築・機械・電氣
  第9科(三等兵器技師、三等軍醫正、三等藥劑正):瓦斯
    助手(工長16、一等看護長、一等磨工長、工手36)

【兵器整備術練習所】ekzercey por teknik'ordnanc, training camp for weapon maintenance
幹事(三等兵器技師)
  附(二等兵器技手、書記2(一等工長)、從卒3、馬卒3)
教官(一等兵器技手7、上等工長7)
  助教(一等工長7、二等工長16)
    工手候補卒1,102(銃214、鍛161、火121、木100、機382、電36、鞍88)

  《兵器整備教育1》
★鍛工手候補者(工卒・兵科一等卒)鍛工術修業(原隊教育)→★鍛工長候補者(工手・兵器部員)鍛工術教程(兵器整備術練習所集合教育)→★三等鍛工長(兵器部員)
★鞍工手候補者(工卒・兵科一等卒)鞍工術修業(原隊教育)→★鞍工長候補者(工手・兵器部員)鞍工術教程(兵器整備術練習所集合教育)→★三等鞍工長(兵器部員)
★火工手候補者(工卒・兵科一等卒)火工術修業(原隊教育)→★火工長候補者(工手・兵器部員)火工術教程(兵器整備術練習所集合教育)→★三等火工長(兵器部員)
★木工手候補者(工卒・兵科一等卒)木工術修業(原隊教育)→★木工長候補者(工手・兵器部員)木工術教程(兵器整備術練習所集合教育)→★三等木工長(兵器部員)
★電工手候補者(工卒・兵科一等卒)電工術修業(原隊教育)→★電工長候補者(工手・兵器部員)電工術教程(兵器整備術練習所集合教育)→★三等電工長(兵器部員)
★機工手候補者(工卒・兵科一等卒)機工術修業(原隊教育)→★機工長候補者(工手・兵器部員)機工術教程(兵器整備術練習所集合教育)→★三等機工長(兵器部員)
★銃工手候補者(工卒・兵科一等卒)銃工術修業(原隊教育)→★銃工長候補者(工手・兵器部員)銃工術教程(兵器整備術練習所集合教育)→★三等銃工長(兵器部員)

  《兵器整備教育2》
鍛・鞍・火・木・電・機。銃の各科
★陸軍生徒(兵器學校工長候補生)→工術教程(兵器整備術練習所集合教育)→★三等工長(兵器部員)

【嚮導兵器隊】model'ordnanc batalion, model ordnance battalion
戰時にしか編成されない部隊ですが、平時にモデル部隊をひとつ編成しておいて、専門家を養成するようにしています。


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