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獵兵の部隊編成を解説します。

  →獵兵 shafistar per pied, rangers
  →獵騎兵 shafistar per cheval, mounted rangers
  →山嶽獵兵 shafistar de mont, mountain rangers
  →砂漠獵兵 shafistar de sabley, desert rangers
  →降下獵兵 shafistar per parashut, paratroopers
  →装甲獵兵 shafistar kirasit, armoured rangers


★★獵兵部隊編成★★

獵兵隊は、猟師・樵(きこり)・森番・山案内人など山嶽や森林の住民を集めた輕歩兵部隊です。射撃がうまく、急峻な山嶽地・深い森林地帯でも地形を熟知していて敏捷に行動するので、伏兵や遊撃部隊として活用されます。また補助憲兵として暴動鎮壓や武装犯人逮捕に出動します。

軍装
(部隊長は自隊の野戰装備を決める権限を持っており、擔當地域の實状に合せて工夫するので、隊ごとに、また季節や任務ごとに軍装が異なっています。
徽章が附いていなければ山賊と間違われるような隊もあり、羊飼とそっくりな野戰服を持つ隊もあります。雪地では白づくめ、夜間遊撃は黒づくめ、森林遊撃は木葉色の迷彩と、さまざまな變化があります。
兵器も狙撃銃の他に、短機關銃・散彈銃など雑多な装備となっており、山刀・投擲用短劔・ピッケル、果ては弓矢など、およそ有用と思われるものはすべて取入れてあります。)

編成の特徴
(徒歩獵兵は大部隊で作戰する事がないので、獨立大隊を戰術単位として編成し、軍司令部直轄の獵兵旅團に獵騎兵聯隊と一緒に纏めてあります。編成の細部は歩兵と同じですが行李の一部は駄馬編成です。また第4中隊に精密狙撃小隊があり遅滞戰術に必要不可缺なので他團隊から分遣要請が来ます。乗馬獵兵は聯隊に纏めて、徒歩獵兵と同じ旅團に入れてあります。)   → top


標準編成例:

獵兵第1旅團司令部
  副官部:指揮班(乗馬傳令伍)、斥候班、信號班(電話伍、無線電信伍)
  陣營掛:經理班、兵器班、軍醫班、宗務班、行李(行李伍1/4)、配属工兵小隊
  獵兵第1大隊本部
      指揮班(乗馬傳令伍、電話伍、無線電信伍)
    陣營掛:經理班、兵器班、軍醫班(擔架伍1/4)、宗務班、行李(行李伍1/2)、土工班
    第1中隊本部
      指揮班、給養班(小行李1/4)
      第1小隊
        第1分隊(輕機關銃伍、50粍擲彈筒伍)
        第2分隊(同上)
        第3分隊(同上)
        第4分隊(重機關銃伍、81粍擲彈筒伍)
      第2小隊
      第3小隊
      第4小隊(重火器)
        第1分隊(機關銃伍2)
        第2分隊(81粍擲彈筒伍2)
        第3分隊(輕歩兵砲伍、彈薬伍)
        第4分隊(對戰車擲彈伍、彈藥伍)
    第2中隊
    第3中隊
    第4中隊(重火器)
      第1小隊(對空聯装重機關銃分隊3、彈藥分隊)
      第2小隊(100粍擲彈筒分隊3、彈藥分隊)
      第3小隊(精密狙撃分隊4)
      第4小隊(觀測分隊、75粍歩兵山砲分隊2、彈藥分隊)
  獵騎兵第1聯隊本部
      指揮班(乗馬傳令伍、電話伍、無線電信伍)
    第1中隊本部(乗馬)
      指揮班、給養班(小行李1/4)
      第1小隊
        第1分隊(輕機關銃伍、50粍擲彈筒伍)
        第2分隊(同上)
        第3分隊(同上)
        第4分隊(重機關銃伍、81粍擲彈筒伍)
      第2小隊
      第3小隊
      第4小隊(乗馬・駄載重火器)
        第1分隊(機關銃伍2)
        第2分隊(81粍擲彈筒伍2)
        第3分隊(輕歩兵砲伍、彈薬伍)
        第4分隊(對戰車擲彈伍、彈藥伍)
    第2中隊(乗馬)
    第3中隊(乗馬・駄載重火器)
      第1小隊(對空聯装重機關銃分隊3、彈藥分隊)
      第2小隊(100粍擲彈筒分隊3、彈藥分隊)
      第3小隊(精密狙撃分隊4)
      第4小隊(觀測分隊、75粍歩兵山砲分隊2、彈藥分隊)
    第4中隊(装甲)
      指揮班、給養班(小行李1/4)
      第1小隊
        第1分隊(輕歩兵戰車伍3)
        第2分隊(同上)
        第3分隊(同上)
      第2小隊(装甲)
      第3小隊(装甲)
      中隊段列(給養班、兵器分隊、小行李)
    第5中隊
    第6中隊
    聯隊段列
      經理班、兵器班、軍醫班(擔架伍1/4)、宗務班、大行李(輜重伍)配属小隊小隊  → top


★★獵騎兵部隊編成★★

獵騎兵は、乗馬獵兵とも呼ばれ、騎乗して移動する獵兵部隊です。輕騎兵の範疇ですが、機械化されて輕戰車部隊となっている驃騎兵とは違い、本物の馬に乗る中隊を維持しています。乗馬中隊は車輛が行動できない地形や季節では、唯一の機動兵力です。偵察・連絡を主とし、下馬戰闘を行い、機會があれば乗馬襲撃を敢行します。

軍装
(傳統的な異様に湾曲した輕騎兵刀を鞍に附けていますが、それ以外は隊により軍装は異なります。)

編成の特徴
(獵騎兵は聯隊に纏められて、軍司令部直轄の獵兵旅團に所属しています。機甲戰に使用出来るよう半部が高速装甲車装備の機械化中隊、あとは山地戰に使用する乗馬部隊です。乗馬中隊は、行李も重火器もすべて馬匹繋駕ないし駄載です。騎兵師團直轄の獵騎兵聯隊は高速機甲戰の捜索兵力として使用されるので乗馬中隊が無く、すべて装甲車輛中隊となっています。)  → top


★★山嶽獵兵部隊編成★★

獵兵は一般に山嶽地帯の作戰行動を得意としますが、その獵兵でも為し得ないような行動を専門とする部隊が山嶽獵兵です。絶壁登攀や縦走、スキーと橇による山腹の快速移動、大規模夜襲など、峻険な山嶽地帯における偵察・遊撃兵力として活躍します。

軍装
(登山家やスキーヤーと同じ服装です。)

編成の特徴
(細部は一般の獵兵と同じです。但し行李と重火器は車輛が無く、すべて駄馬編成です。その駄馬も大きな軍馬ではなく、騾馬を使用します。その騾馬さえ使用できない地形では、臂力搬送となります。
山岳地を持つ軍管區は3箇あり、それぞれが普通の獵兵旅團に加えて、山嶽獵兵旅團を1箇づつ維持しています。山嶽獵兵旅團は3箇大隊と、1箇山砲兵聯隊で編成されています。獵騎兵はありません。)  → top


★★砂漠獵兵部隊編成★★

砂漠地帯における獵兵は、その移動方法に工夫を凝らします。砂漠戰の特技を持った徒歩獵兵大隊や乗馬獵兵中隊を特に砂漠獵兵と呼びます。砂漠用車輛・駱駝などを使用し、飛行船・飛行機による空挺作戰も得意です。山嶽獵兵・降下獵兵・獵騎兵の諸要素を混合した兵種として、偵察・遊撃に活躍します。

軍装
(砂の侵入を防ぐため、長套(マント)をはおっています。)

編成の特徴
(一般の獵兵と同じですが、乗用の車輛・駱駝を配給され、あるいは航空機に便乗して移動することが多く、徒歩行軍は餘りしません。)  → top


★★降下獵兵部隊編成★★

落下傘による降下奇襲作戰を専門に行う獵兵です。要塞の占領や、敵後背地への奇襲を實行し、確保した拠點は後續の歩兵隊に譲って速やかに後方に退き、また新たな目標に向かいます。

軍装
(落下傘をはじめとする獨特の空中降下用装備で、兵器も降下用に工夫を凝らしたものが多く、高価な兵種となっています。)

編成の特徴
(一般の獵兵と同じですが、後方部門は出発基地に残置して出戰します。5箇大隊を降下獵兵旅團として纏めてあり、一般の獵兵旅團と違い、乗馬獵兵はありません。非常に維持費が嵩むので、平戰時を通じて5箇大隊編成の第1降下獵兵旅團のみが編成されており、所属は普通の軍司令部ではなく機動軍直轄となっています。訓練が厳しいので知られる、獨特のエリート意識を持った特殊部隊です。)  → top


★★装甲獵兵部隊編成★★

騎兵師團に於ける高速機動戰に参加する獵兵です。戰車に随伴して肌理細かい掃討を實施します。兵員輸送用の装甲装軌車にて迅速に移動し、確保した占領地域を後續の歩兵隊に譲って速やかに前進します。

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